美容鍼ができること コラーゲン・エラスチン産生について

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この記事を読んで分かること

  • 針を用いた美容施術の仕組み(創傷治癒反応)
  • 肌治療における美容鍼、ダーマペン、ポテンツァの違い
  • それぞれの施術のメリット・デメリット

はじめに

肌に針で刺激を与える美容施術は、肌が傷を修復しようとする「創傷治癒反応」を利用します。

同じ「針を使う施術」でも、
傷の大きさ・数・深さ、さらに熱(RF)を使うかどうかで、反応の出方やダウンタイムは大きく変わります。

ここでは、美容鍼・ダーマペン・ポテンツァ等(RFマイクロニードル)を、目的別に整理します。

共通するメカニズム「創傷治癒反応」とは?

皮膚に微細な刺激(微小な傷)が入ると、肌は修復モードに入ります。

  • 針の刺激で、微小な損傷が生じうる
  • 修復に関わる反応が動く
  • 結果として真皮の変化(コラーゲン等に関連する変化)が観察されることがある

    (※「コラーゲン産生が高まる可能性がある」という整理は、主にマイクロニードリング関連のレビュー等で述べられています)

まず結論:3つの違いを一枚で整理

同じ“針”でも、効きやすい方向性が違います。

美容鍼:刺激は“点・局所”寄り(全顔の肌質改善を狙う施術というより、部位のケア向き)

ダーマペン:機械で“広範囲に均一”な微小刺激(肌質全体の底上げ向き)

RFマイクロニードル(例:ポテンツァ等):針+RF熱で“深部に強めの刺激”(引き締め・深い悩み寄り)

美容鍼は「何ができる/できない」

現時点では、美容鍼によってコラーゲン生成が明確に増加したと結論づけられる質の高い研究は不足しています。

期待できること

  • 皮膚に微小な刺激を与える施術なので、
    創傷治癒反応が起こる“きっかけ”になりうるとは考えられます。
  • ただし、現時点で美容鍼だけでコラーゲン生成が明確に増えた
    強く言える質の高い研究は多くありません。

期待しすぎないほうがいいこと

全顔の肌質を大きく変えるほどの「微細な傷の量」を作りにくいので、
ダーマペンやRFマイクロニードルと比べて、“肌質改善の主役”としての期待は控えめになります。

向いているケース

  • 全顔一括より、気になる部位を部分的にケアしたい
  • 針治療に慣れていて、刺激量を強くしない運用を望む

他の類似施術

RFマイクロニードル

どんな施術?

  • マイクロニードルで刺入しながら、針先からRF(高周波)の熱を入れるタイプです。
  • コラーゲンやエラスチンの増加が認められたという報告がある、とされています。

目安(一般的なイメージ)

  • 費用:約 ¥30,000〜¥80,000/回(目安)
  • ダウンタイム:3〜7日程度(赤み・熱感など)
  • 注意点熱を使うため、条件次第でやけど/水疱などのリスク

メリット

  • 針刺激に加えてRF熱が入るため、より深い層への刺激が狙われやすい
  • 引き締め感・たるみ寄りの悩みで選ばれやすい

デメリット

  • 費用が高め
  • 痛み・熱感が出やすい
  • 肌質や出力設定によってはトラブルが起こりうる

ダーマペン

どんな施術?

  • マイクロニードルで肌に均一な微小刺激を作る施術です。
  • 低侵襲で、コラーゲン産生の増加が期待できる治療選択肢として報告されている、

目安(一般的なイメージ)

  • 費用:約 ¥15,000〜¥40,000/回(目安)
  • ダウンタイム:2〜7日(設定・肌質で変動)
  • 注意点:感染リスク/薬剤の扱いを誤るとトラブルの原因になりうる

メリット

  • 広範囲の肌質改善を狙いやすい
  • 導入(美容液など)との相性が良いと言われやすい

デメリット

  • 赤み・皮むけなどが出やすく、予定調整が必要
  • 効果や反応は設定・施術者・肌質で差が出る

総括

美容鍼・ダーマペン・ポテンツァ等(RFマイクロニードル)は、どれも「創傷治癒反応」を背景にします。


一方で、刺激の強さ・範囲・深さ・熱の有無が違うため、向く悩みも変わります。

まとめ(この記事を読んで分ること)

  • 針を用いた美容施術の仕組み(創傷治癒反応)
  • 肌治療における美容鍼、ダーマペン、ポテンツァの違い
  • それぞれの施術のメリット・デメリット

参考文献

1,Alster TS, Graham PM. Microneedling: a review and practical guide. Dermatol Surg. 2018;44(3):397-404. doi: 10.1097/DSS.0000000000001248. Available from: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28796657/

2,Suh DH, Cho M, Kim HS, Lee SJ, Song KY, Kim HS. Clinical and histological evaluation of microneedle fractional radiofrequency treatment on facial fine lines and skin laxity in Koreans. J Cosmet Dermatol. 2023;22(5):1507-1512. doi:10.1111/jocd.15614. Available from: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36718800/

3,El-Domyati M, Barakat M, Awad S, Medhat W, El-Fakahany H, Farag H. Multiple microneedling sessions for minimally invasive facial rejuvenation: an objective assessment. Int J Dermatol. 2015;54(12):1361-1369. doi:10.1111/ijd.12761. Available from: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26096653/

4,Shin BC, Lim KT. Acupuncture for cosmetic use: a systematic review of prospective studies. J Cosmet Med. 2018;2(2):76-84. doi:10.25056/JCM.2018.2.2.76. (Full text via ResearchGate)

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